防虫対策・手間要らずの庭
山石様宅のお悩みは、隣接する高台の空き地(荒れ土地)にムカデが発生し、住宅敷地は勿論、住宅内部まで侵入してくるムカデの処理に対してのお悩みでした。敷地の境界ラインはテ−プを張った山の斜面に位置します。毎年の消毒にも限界があり困り果てておられました。
当初はムカデの駆除についての相談でしたが、荒れ地には伐採した樹木の根が蔓延り、腐れかかった樹木も横倒しに放置されている状態です。勿論土地の所有者に掛けあったりもしたそうですが対応にまでは至らなかったようです。住宅内部へのムカデ侵入を阻止するよりも、敷地内への侵入を阻止し消毒のし易い環境を作る方が良いと判断し提案し施工したのが下記の写真です
施工の途中写真ですが、ブロックを2段に土 地の形状なりに積み上げ荒れ地との仕切りをつく作りました。(仕切りブロック塀の外側や天盤に今後防虫剤を散布する事に依り虫の侵入を防止出来るはずと考えました。)本来であれば隣地の一番高いレベルに合わせ擁壁状の塀を作るべきところですが、根入れの深い基礎も必要になり、又陽の当たりを遮る高い塀で仕切るのも、景観も悪くなるばかりか高額な工事費用にもなります。ムカデの侵入防止のみの為に高額な擁壁で遮断するよりもロケーションと消毒駆除のし易い庭造りを考えました。
≪―― 完成したのが左記写真です。
ミニチュアの万里の長城の様 なロケーションです。
敷地側は真砂土の土間や砂利敷きにしているので、雑草取りで悩む必要もなくなりました。